クッキーとビスケット、なにが違うか説明できますか?

これはクッキー?ビスケット?
タマちゃん
タマちゃん

紅茶を淹れたんだけどちょうどいいお茶請けはあるかな?

イオさん
イオさん

それなら昨日もらったクッキーがあるわよ

タマちゃん
タマちゃん

ナイス!クッキーは紅茶にぴったりだね!

イオさん
イオさん

あら、でもパッケージにはビスケットって書いてあるわ

タマちゃん
タマちゃん

そういえばクッキーとビスケットって何が違うんだろう?

クッキーとビスケットの違い

それではまず、クッキーとビスケットそれぞれの起源からお話ししていきましょう。

元々はヨーロッパでビスケットと呼ばれていたのが全てのはじまりと言われています。

ビスケットの語源はラテン語で「2度焼いた」という意味の「bis coctus」から来ています。

タマちゃん
タマちゃん

どうして2回も焼く必要があるんだろう?

イオさん
イオさん

私だったらすぐに食べちゃうわよ

生地を2回焼くことで水分を飛ばして日持ちを良くする目的があります。

保存食としても使えるようにしたのかもしれませんね。

そして、アメリカに渡ったオランダ人が作ったのがクッキーです。

クッキーは「小さなケーキ」という意味の「koekje」が由来です。

アメリカに渡った後はクッキーと呼ぶのが一般的になったと言われています。

つまりクッキーとビスケットには明確な違いがなかったのです。

アメリカ人ならクッキー、ヨーロッパなどアメリカ以外の英語圏ではビスケットが広く知られています。

タマちゃん
タマちゃん

ピザとピッツァの違いみたいだね

イオさん
イオさん

(どういうこと…?)

日本でのクッキーとビスケット

日本では1971年に全国ビスケット協会がクッキーとビスケットを区別するために基準を作りました。

クッキーは糖分・脂肪分が全体の40%以上で、手作り風の見た目のもの

それ以外はビスケット、という分類です。

当時はビスケットよりクッキーの方が高級品とされていたため、値段の安いビスケットをクッキーとして売ると消費者が混乱すると考えたためこのような区別がされました。

イオさん
イオさん

イメージの違いがポイントだったのね

クッキーは高級で品の良いもの、ビスケットは手を出しやすい庶民のためのもの、ということですね。

日本国内では他の国に比べるとイメージによる区分が強いかもしれません。

タマちゃん
タマちゃん

明確な線引きを意識している人は多くないかもしれないね

イオさん
イオさん

「手作りだったらクッキー」という人もいそうだわ

タマちゃん
タマちゃん

どちらにしてもわざわざ違いを指摘するほどではないね

サブレはクッキーとは違うもの?

イオさん
イオさん

そういえばサブレってのもあるわよね

タマちゃん
タマちゃん

確かにそうだね サブレもクッキーに似ているね

イオさん
イオさん

サブレはクッキーやビスケットとは違うのかしら?

サブレは数あるクッキーのなかの種類のひとつです。

バターの風味が強く、サクサクとした軽い食感を持っているのが特徴ですね。

サブレはフランスのサブレの町に住んでいた侯爵夫人のレシピが元になっていると言われています。

フランス社交界で評判となったのをきっかけに世界中に広まったようです。

また、サクサクとした触感が砂にそっくりだから、フランス語で「砂」を意味する「sable」に由来するという説もあるみたいです。

イオさん
イオさん

食べ物に砂なんてなんて名前を付けるとは・・・

タマちゃん
タマちゃん

まあ砂肝も美味しいからね

まとめ

  • ビスケットとクッキーに大きな違いはない
  • 日本では手作り風のものがクッキーと呼ばれている
  • サブレもクッキーの仲間
タマちゃん
タマちゃん

クッキーもビスケットも同じようなものだったんだね

イオさん
イオさん

私はビスケット警察が飛んでくるかと思ってヒヤヒヤしたわ

タマちゃん
タマちゃん

そんな人たちはいない・・・と願っておこう

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