カレーパンはどこで発明された?カレーパンの歴史を深堀り!

スパイシーな香りに誘われて

イオさん、これからパン屋に行くんだけど
一緒にどう?

ぜひ行くわ!
ちょうどカレーパンを食べたいところだったのよ!

カレーパンかあ
僕もカレーパンの口になってきたよ

そういえばカレーパンってどこで作られたのかしら?
やっぱりカレーの聖地インド?

日本のカレーライスは日本で発展したものだから
カレーパンも日本のものじゃないかなあ

カレーパンの奥深さ、懐の深さ

歴史の前に聞きたいんだけど
そもそもどんなものがカレーパンって言えるんだろう?

パンの中にカレーが入っていれば
全部カレーパンなんじゃない?

イオさんの言うとおり、パンでカレーの具を包んだものをカレーパンと言います。

カレーをパン生地で包んで、パン粉を付けて油で揚げたものをよく見かけると思います。

最近では油で揚げずに焼いた「焼きカレーパン」も増えてきているようですね。

また、油で揚げたものはカレードーナツとも呼ばれることもあるみたいです。

カレーパンと言ってもいろんな種類のものがあるのね

パン屋さんに行くのが楽しみになるね

カレーパンの起源

さて、カレーパンの起源についてお話ししましょう。

カレーパンの起源には諸説あるのですが、一説では東京都江東区にある「やきたてパン カトレア」で発明されたと言われています。

昭和2(1927)年当時、カトレアは名花堂という名前でした。

名花堂の2代目・中田豊治が開発した洋食パンが元祖というのが通説として知られています。

洋食パン?
カレーパンとは違ったのかしら?

この洋食パンは具の入ったパンをカツレツのように揚げたものと言われています。

具の内容には説明がなく、どちらかと言えばピロシキに近いと思う人もいるかもしれません。

ピロシキは東欧付近の家庭料理だね

こっちはこっちでおいしそうだわ!

※ちなみに「カツレツ」とはトンカツのようなものです。

フランス料理のコートレットを日本風にアレンジしたと言われています。

どうして洋食パンがカレーパンになったんだろう?

昭和の初期頃には洋食といえばカレーというイメージがあったと言われています。

カレーそのものは明治時代に日本にやって来たようです。

昭和に入ってからも国民に親しまれていたから洋食といえばカレーという人も多かったのかもしれませんね。

イタリア料理と言えばピザ!みたいなことね

僕はパスタも好きだよ

洋食パンからカレーパンに変化した時期は記録が残っておらず

いつ頃なのか断定するのは難しいようです。

また、カトレアとは別の説もあります。

練馬区にある「デンマークブロート」(現在は「デンマークベーカリー」)では創業者がカレーパンを発明したと言われています。

デンマークブロートはまずカレーサンドを考案します。

カレーパンは揚げたり焼いたりするものだから
今のカレーパンとは違うわね

デンマークブロートはこのカレーサンドを揚げることを後になって思いついたそうです。

どうして同じ時期にカレーパンの起源を主張するお店が
いくつも登場したんだろう?

当時は洋食が一般にも急速に普及し始めた時代でした。

そこで日本人の口に合う洋食メニューが開発されたのではないでしょうか。

またこれら以外にも説があります。

大正5(1916)年に新宿中村屋が迎えたラス・ビハリ・ボースというインド人がインドカレーを伝えました。

このカレーにヒントを得た相馬愛蔵によって開発されたという説もささやかれています。

世はまさにカレーパン時代ね!

カレーパンは進化を続けている

製パンの技術は今でも進化しており、冒頭でもふれたとおりカレーパンは揚げたものだけでなく焼いたものも売られるようになりました。

その他にも全国各地にカレーパンの専門店があります。

変わり種としては神奈川県南部では湘南のしらすを使ったカレーパンや、
宮城県の景勝地・松島では牡蠣のカレーパンなどがあります。

カレーには何を入れてもおいしいから、カレーパンも種類が豊富なんだね

興味がある人はカレーパングランプリをチェックしてみるのも良いわね

お話している間にパン屋さんに到着しました

今日は山ほどカレーパンを買って帰るわよ~~

後から来る人もいるだろうから
ほどほどにしておこうね

あ、待って!
やっぱりメロンパンも気になってきたわ!

イオさんの食欲は止まらない

パン屋に行くと豪遊しがち

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